管理職研修におすすめの社員研修会社7選
管理職研修を計画したいが、どのような研修をどのように実施すれば効果的なのか、お困りの方も多いのではないでしょうか?
この記事では、管理職研修におすすめの社員研修会社7選をご紹介します。それぞれの企業の特徴をお伝えしていきますので、会社選定に難渋している企業の担当者様は、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。
もくじ
管理職研修をおこなう目的と必要性
管理職研修の目的や必要性について解説します。
管理職としての役割を理解する
管理職研修をおこなう目的は、管理職としての役割を理解することです。管理職は組織において重要な決定を担うポジションであり、適切に判断することがプロジェクトを成功させる秘訣でもあります。
そのため、大事な局面で判断を誤ると、大きなトラブルを招いたり業績が落ちたりする原因になります。求められている役割の重要性を理解し、組織を動かす立場であることを認識することが大切です。
組織の生産性を向上させる
組織の生産性を向上させるには、管理職として必要な判断力や状況を把握するスキルなどを身につける必要があります。管理職は組織として重要な決断をする立場であるため、的確な判断力がないとチーム全体の方向性も定まらなくなります。
さらに、理論的な思考ができるような管理職になれば、チームの方向性を的確に指示できるようになります。必要な仕事だけを進めていくことで、組織全体の生産性向上につながるでしょう。
時代の変化に伴う対応力をつける
パソコンやタブレットなどのIT機器を使いこなすことは、組織の一員として必要不可欠なスキルです。近年ではAIなどさまざまなツールが増えており、新しいシステムなどに対応していく力が必要となっています。
管理研修では、時代へ柔軟に対応できるスキルを身につけることが目的のひとつです。ITスキルの向上やコンプライアンス対応など、実戦形式でノウハウを身につけられるでしょう。
昇進や昇格の判断材料にする
近年では、年功序列による役職就任という風潮から、実力による昇進や昇格という形に変化してきました。それに伴い、管理職に適しているかを判断するため、選考をおこなう企業も増えています。
管理職研修でおこなった理解度確認テストの結果や研修への姿勢などを、昇進や昇格の選考に反映する目的で管理職研修をおこなう場合があります。
ヒューマン・アビリティ・デベロップメント
株式会社ヒューマン・アビリティ・デベロップメント本社
〒104-0061東京都中央区銀座6-12-10
03-5537-5877
ヒューマン・アビリティ・デベロップメントは、会話・実践式の研修を通して、社員一人ひとりに向きあい、自立した人材を育成するサポートを行う研修会社です。
「オーダーメイド研修」と「公開型研修」があり、研修プランには新入社員・若手社員向けのものから、リーダーや管理者向けのものがあり「ビジョンが響きわたる企業づくり」をテーマにさまざまな企業の人材育成をサポートしています。
特徴
「人の能力・やる気を最大限に活かせるリーダーへ」のコンセプトのもと、部長・次長・課長などの部下を預かる管理職の方を対象に「部下育成」にスポットを当てた管理職研修を行っています。
公開合宿研修では、現状の振り返りから、部下の特性を知りつつアプローチ方法を検討、最後は実際の仕事や部下を想定してのロールプレイング、フィードバックを行い、リーダーと部下が同時に成長していく姿を目指します。
オーダーメイド研修(オンラインも可)も選択でき、各企業の目的に合わせて内容や場所、講師選定が可能です。丁寧なヒアリング後、研修内容の準備を行うため、2️〜3ヶ月前には問い合わせの必要があります。
リクルートマネジメントソリューションズ
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
〒108-0023東京都港区芝浦3-16-16住友不動産田町ビル東館 4F
0120-878-300
リクルートマネジメントソリューションズは、企業における重要な経営資源である「個と組織」に焦点をあて、人材採用・人材開発・制度構築・組織開発を支援する企業です。
組織の期待に応えられる人材を育成し、事業の発展を支援することを目的としています。
特徴
リクルートマネジメントソリューションズは「個と組織を生かす」ために、心理学・経済学・経営学・統計学などをベースに、独自の研究を積み上げ、科学的なアプローチを行います。
理論と経験に基づく独自のカリキュラムを使用し、企業の課題に合わせた最適な研修プランを提案します。豊富な研修メニューがあり、気軽にオンラインで受講できるものから、講師派遣を行うものまで、企業のお悩みに応じて対応可能です。
みらい創世舎
みらい創世舎
〒181-0001東京都三鷹市井の頭2-14-2 パークブリージェ井の頭202
090-9830-5364
みらい創世舎は「すべての人に働く喜びと無限の可能性を手にさせる」をミッションとして、個人の輝き働く楽しさを届ける幸せ実現企業です。
「GHCDサイクル(理解−調和−創造−発展)」の流れを生み出すことで、経営者やリーダー、働く一人ひとりが能力を発揮し、相互に支援し合える環境づくりを支援します。
特徴
みらい創世舎は、徹底的に「変化を起こす」ことにコミットしています。仕事に変化が起こることによって「離職ゼロ・生産性向上・社内の人間関係改善」といった成果をもたらします。
研修プログラムとしては「人財育成トレーニングプログラム」「企業内コーチング導入プログラム」「顧問契約や個人コーチング」の3種類のサービスと、オンライン学習教材があり、企業の目的に応じて研修内容を提案可能です。
インソース
株式会社インソース 東京本部
〒116-0013東京都荒川区西日暮里4-19-12インソース道灌山ビル
03-5834-2773(グループ総務部)
03-5577-2273(コンテンツ開発部・メディアグループ)
03-5577-2283(広報・IR担当)
03-5577-2281(グループ人事部)
03-5809-0170(グループ経営管理部)
インソースは、社会の「よいこと」を実現するために「教育」と「DX」で日本の社会問題の解決を支援する教育コンサルティング会社です。
年間受講者は74万人、オンライン受講者は30万人を突破し、全国44,380社と取引実績があります。研修方法としては、公開講座や講師派遣だけでなく、オンラインやeラーニング研修などもあり、さまざまな方法で受講することが可能です。
特徴
インソースの管理職研修は、階層ごとに求められるマネジメントスキルを向上させ、チームの生産性をアップさせることを目的としています。
難しい理論習得よりも、現場で役立つスキルやノウハウの習得を重視しており、ほぼすべての研修において、自由にカスタマイズができる柔軟性があります。企業が抱える問題の本質は何かを、徹底的に考えたカリキュラムを提供します。
グロービス
株式会社グロービス 本社
〒102-0084東京都千代田区二番町5-1住友不動産麹町ビル
03-5275-3900
グロービスは、国内で年間2,800社の取引があり、年間約341,300名もの企業の人材育成をサポートしています。その品質の高さは、豊富な実績が裏付けとなっており、研修に満足いただけない場合は、全額返金する制度もあります。
また教育理念として、実践性の追求を重要視しています。学んで終わりではなく、実務に活かし成果を出すことができるカリキュラムを提供します。
特徴
グロービスでは、リアル・オンラインでの「企業内研修」「スクール型研修」「eラーニング」など最適な学習方法を選択できます。
また、人材の能力を客観的に測定する「アセスメント・テスト」の活用や、グローバル人材の育成するための研修など幅広いコンテンツを備えており、ビジネスリーダーに必要なスキルやマインドを育成していきます。
人材育成担当者向けの無料セミナーも用意されているため、気になる方は一度体験してみるといいですね。
株式会社日本能率協会(JMA)
一般社団法人日本能率協会 東京本部
〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22
03-3434-1601
株式会社日本能率協会は、1942年の創立以来「経営革新の推進機関」として活動し、能率の精神を追求し、事業として実施することで「人」を中心とした経営革新の推進を、支援しています。
教育事業としては、企業向けに階層別研修や幹部候補育成、分野別研修など、年間1,500本の公開研修の開催や、オンラインセミナー・講師派遣を行なっています。
特徴
創立以来、80年以上に渡って人材育成事業を行なっており、その実績と蓄積されたノウハウを活かした豊富な研修メニューが特徴的です。メニューは、階層や部門などさまざまな切り口で用意され、各企業が抱える課題に合わせて容易に選択できます。
また、講師派遣型研修やカスタマイズ型研修では、企業の人材育成の悩みを洗い出し、目指すべき方向性を言語化しつつ、現在抱える課題を解消できる講師選定・具体策を提案します。
人材開発マネジメント株式会社
人材開発マネジメント株式会社 東京本社
〒103-0012東京都中央区日本橋堀留町2-8-4堀留アーバンビル5階
03-5652-0777
人材開発マネジメント株式会社は、高い専門性による現場重視の姿勢を貫き、人と組織の成長と発展を支援する、人材開発コンサルティング企業です。
顧客満足を第一とした、独自のメソッドを用いて企業や学校・省庁などの課題に合わせたコンサルティングと教育研修に定評があります。
特徴
「考働力のある、自立した人材育成」をコンセプトに、リアル・オンラインでの人材開発・教育研修や目的別研修、階層別研修があり、受講によって行動変容を促し結果につなげることを目的としています。
研修では、企業オリジナルの事例を提供し、研修内で議論することで「考力」を高め、実務で「働力」に変えて実践し振り返り、PDCAサイクルを回します。研修だけでなく、その効果を根付かせる仕組みづくりが特徴的です。
管理職研修を選ぶ際のポイント
管理職研修を実施するにあたって、どのようなテーマを学べばいいのかわからない場合もあるでしょう。ここからは、管理職研修を選ぶ際のポイントについて紹介します。
現状の課題や役割の理解
管理職研修では、現状の課題や役割について理解することが必要です。自分の課題や現状を知るためには、自己分析したり上司からのフィードバックをもらったりすることが効果的です。
自己分析や上司からの評価を参考に自己を見直すことで、自分の現状を理解しやすくなります。そのうえで自分に合ったテーマの管理職研修を選ぶようにしましょう。
オンライン研修が可能か
管理職研修の形態には、集合研修・オンライン研修・eラーニング研修などがあります。
集合研修では、さまざまな受講者と交流ができたり、実践的な学習ができたりなどのメリットがあります。しかし、場所や教材を用意する必要があり、講師によって指導内容に違いが出る可能性もあります。
eラーニングは、あらかじめ録画された動画を活用した研修です。開催場所や時間にとらわれず、自由に受講できます。講師による学習のムラもなく、忙しい社員には受講しやすいため、オンライン研修が可能であることは大きなメリットといえるでしょう。
マインドセットできるか
一般社員から管理職へステップアップするには、マインドセットが必要です。管理職に必要なマインドとは、チーム全体としての共通意識や成果をあげることが考えられます。
「上司の意見は絶対だ」「部下の意見は聞かない」このような価値観を持っていると、組織をまとめる力は身につきません。管理職が新しい価値観を持つことで、チームの一体感が得られて生産性も向上します。
このようなマインドマップが学習できる管理職研修を選ぶといいでしょう。
管理職研修をおこなうメリット
オンライン管理職研修には、いつでも受講しやすいことのほか、オンラインならではのメリットが3つあります。詳しく解説していきます。
リモートワークでのマネジメントを学べる
近年では、在宅勤務やワーケーションなどによる働き方の多様化が進んでいます。これにより、管理職には離れた場所で仕事をする社員をマネジメントしていくスキルが必要になります。マネジメントとは、リスク管理をしながら組織の目標達成を目指すことです。
オンラインでの管理職研修は、遠い場所に存在するチームの社員と方向性を共有し、目標達成に向かって進んでいく「疑似体験」ができます。講師による円滑な進行や参加者の言動などから、オンラインでのマネジメントについて学べるでしょう。
ITツールを使いこなせるようになる
オンライン研修は、一般的にアプリケーションやシステムを導入して実施します。さまざまなITツールを使いながら研修に参加するため、自然にITツールが使いこなせるようになります。
オンラインで業務を遂行するには、Zoomなどのミーティングツール、Chatworkなどのチャットツール、Notionなどのタスク管理ツールといった多様なツールを使えるスキルが求められます。
オンライン研修では、チャットやリアクションボタンを使ってリアルタイムでコミュニケーションを取りながら学習します。また、Q&A機能を使ってテキストでの質問も可能です。
このように、さまざまなツールを使いながら研修を受けられるため、ITツールが苦手な人でも無理なく使いこなせるようになるでしょう。
アウトプットの機会を増やせる
オンライン研修は、グループワークでの学習もできます。集合研修と同じようにコミュニケーションを密にした研修が可能です。
実践的なオンライン研修に参加することで、限られた時間内で成果を出す「疑似体験」ができます。これにより、オンライン上のビジネスの現場でアウトプットを増やす方法を学習できるでしょう。
管理職研修を成功させるためのポイント
ここからは、管理職研修を成功させるためのポイントについて解説します。
管理職に必要な役割やスキルを明確にする
管理職研修を成功させるためには、管理職に身につけてもらいたい役割やスキルを明確にすることが大切です。企業が求める管理職の役割を理解することで、どのような研修が有効かが見えてくるでしょう。
「リーダーシップに関わるスキル獲得」「専門知識を身につける」など、具体的な目標を立てられるようになります。目標を明確にすることにより、どのような研修を受ければ管理職としての役割を身につけられるのかが具体化します。
管理職としての役割を理解し、目的に合った研修内容を選択できるでしょう。
ニーズに合う研修内容にする
管理職の役割は、企業によってさまざまです。部署ごとにマネジメントを集中しておこなっていたり、管理職は取引先とのやり取りを中心とした業務をおこない、マネジメントは管理職を補佐する人がおこなっていたりなど、さまざまなケースがあります。
管理職には幅広いスキルが必要ですが、すべてのスキルを最初から教育していては非常に効率が悪く、研修を受ける管理職も負担に感じてしまうでしょう。
そのため、現状の課題を解決できるものを研修内容にするといいでしょう。企業のビジョンなどと相違がないよう、適切なスキルを得られる研修をおこなうことが大切です。
外部リソースも活用する
管理職研修をおこなう場合、リーダーシップやマネジメントなどについての深い知見が必要です。しかし、社内にマネジメントに関する専門的な知識や技術がストックされていないこともあるでしょう。
良質な管理職研修をおこなうには、専門知識を学べる外部の研修に参加するといいでしょう。eラーニング教材を活用するのもおすすめです。このような外部リソースを活用することで、適切な管理職研修を受講できるでしょう。
【FAQ】よくある質問
まとめ
会社の成長には、人材の育成・開発がとても重要です。そのなかでも、管理職は経営陣と現場をつなぐ重要な存在であり、その能力開発や育成は組織上とても重要な取り組みです。
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