社員研修を実施するときの注意点！成果を高めるために押さえておこう

社員研修を実施するうえで成果を高めるためには、いくつかの注意点があります。社員研修で失敗しないためにも、気をつけないといけないポイントを事前にチェックしておきましょう。今回の記事では、社員研修を実施するときの注意点を解説します。それぞれのポイントをしっかりと押さえて、有意義な社員研修を行ってください。

社員研修を企画する流れ

まずは社員研修を企画する流れについてです。社員研修を企画する上で最も重要になるのが、研修における目的やゴールを決めることにあります。なぜこの研修を行うのか、研修を受けたことで社員にどのようになってもらいたいのか、この部分が明確でないと企画段階で方向性が定まりません。

研修の目的、ゴールの設定ができたらそれに向って企画を行います。１つ目に、目的やゴールに対して現在社員には何が足りていないのか、現状の課題を洗い出してみてください。この課題を洗い出したら次にどうすれば、その課題をクリアできるのかを考えてみましょう。

研修でスキルを身につけてもらいたいのであれば、実践ができる場所を用意したり、外部講師を呼んで指導をお願いしたりするなどいろいろな方法があります。社員研修の方法は、予算や自社状況を踏まえて検討する事が大切です。

このように研修においてはいくつ考慮するべきことがあるので、企画段階で事前に確認しておくと失敗しにくくなるでしょう。

そして最後、研修を終えた後は必ず研修の効果測定を行うことが大切です。研修の成果がきちんとできているかどうか最終確認をする段階で、もしも目標に合わせた効果が表れていないようであれば、研修方法の見直しなど今後にフィードバックしていく必要があります。

１度目の研修で上手くいかなかったとしても焦ることはありません。フィードバックを重ねて少しずつ研修の質を向上させることで、社員のスキルも自然と高まっていくでしょう。

社員研修を企画するときの注意点

ここからは社員研修を企画する上での注意点について解説します。はじめに、目標を掲げる際には必ず具体的な目標を出しましょう。

“仕事をスムーズに行えるようにする”というようにアバウトな目標では、研修内容も定まりません。“現状の社員はこういう状況なので、このスキルを身につけてもらうためにこの研修を行う”というように、具体的な目標を上げることで企画内容も定まります。

次に研修の目的は必ず社員全員に共有することが大切です。研修に参加する人間が研修の目的がわかっていないと、どうして研修に参加しているのかわからないまま研修が進み、理解度も低下してしまいます。研修を正しく認知してもらうためにも研修前には必ず全員が、研修の目的を理解した状態で始めるべきでしょう。

研修に参加するモチベーションをあげるためにも、受講者へのサポートやバックアップ、フォロー体制を整えておくことも忘れてはいけません。

そして最後、研修後は必ず効果測定を行って、研修の成果をきちんとチェックしてください。社員研修が終わった後には受講者へアンケートを行うのもいいでしょう。

ただ研修をやって終わりでは実際に受講者が身に付いたどうかが判断しづらいため、こうした効果測定やアンケートをチェックしてフィードバックを行うことで判断しやすくなり、次の研修に生かせます。

社員研修を実施する方法

社員研修は大きく分けて、社内で行う方法(内製化する方法)と外部委託する方法の２種類があります。

内製化する方法はその名の通り、社内でスキルのある人間が指導係となり、研修受講者に指導を行う方法です。こちらは目標や目的が社内共有しやすくイメージからかけ離れることが少ないですが、充分なスキルを持つ人間が社内にいない場合、研修自体の質が下がってしまうという難点があります。

反対に外部委託する方法は、外部の優秀な指導者を講師として研修を行いるため、研修の質は非常に高まる傾向にあるでしょう。しかし、目的をきちんと伝えられないと研修のゴールがぶれる可能性があるため、社内の状況や研修の目的を正しく伝える必要があります。

また、当然ですが外部委託をする場合は内製化する方法に比べて費用がかかるので、予算によっては難しい選択肢といえるでしょう。

このように社員研修は内製化する方法と外部委託をする方法の２つがありますが、どちらがよいということはありません。企業の状況や研修の内容によってどちらが向いているかは異なるため、どちらにするかをいろいろと検討してみるといいでしょう。

 

まとめ

社員研修で正しい成果をあげるためには、このように企画段階から綿密な計画を練ることが重要です。事前に確認しておかないと研修自体が破綻してしまうケースもあるので、せっかくの研修を無駄にしないためにも、社員研修における注意点は事前にチェックしておきましょう。効果測定やアンケートなど研修終了後のチェックも忘れずに行ってみてください。