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チームを目標達成に導くには、管理職やマネージャーのリーダーシップが欠かせません。リーダーシップとは目標や方向性を定め、メンバーの気持ちを鼓舞して目標達成に向け行動させる力です。ここではリーダーシップの種類やリーダーに求められる能力、リーダーシップを高める方法を紹介します。
リーダーシップとは、メンバーに目標を示し、目標達成のためメンバーを鼓舞して成果を出す能力を指します。リーダーシップについては昔からさまざまな学者が研究し、定義づけや分類を行っています。リーダーシップ理論のなかでも有名なものに「アイオワ研究」があるようです。
「アイオワ研究」はアイオワ大学の研究生だったロナルド・リピットとラルフ・ホワイトが、社会心理学の父と呼ばれている心理学者クルト・レヴィンの指導のもと行った実験です。
アイオワ研究では、リーダーシップを「専制型リーダーシップ」「放任型リーダーシップ」「民主型リーダーシップ」の3つに分類しています。
「専制型リーダーシップ」は、意思決定や作業フローなどメンバーのすべての行動について指示や命令を出すスタイルのリーダーシップです。専制型リーダーシップは他のタイプのリーダーシップと比較してすぐに高い生産性を発揮できるので、失敗が許されない重要度の高いプロジェクトや、積極性の低いメンバーを率いる際に効果的です。ただ、メンバーが自発的に動く力は育ちにくいため人材育成には不向きです。
「放任型リーダーシップ」は、リーダーはメンバーの行動に関与せず、現場の意思決定や行動をメンバーに委ねるスタイルです。メンバーが優秀であれば成立しますが、まとまりのない組織になるリスクがあります。
「民主型リーダーシップ」はメンバーが方針やフローの決定を行い、リーダーはそのフォローをするスタイルです。専制型リーダーシップと比べると意思決定に時間がかかるため生産性は低くなりがちですが、長期的にはメンバーが育つため多くの現場で望ましいスタイルと考えられています。
リーダーに求められる能力としてまず挙げられるのはマネジメント力です。マネジメント力は人、コスト、時間といった限られたリソースを適切に使い目標達成に導く力です。現在組織にどのような問題があり、それをどのように解決していくか適切に判断するため、問題の構造を正しく把握して解決策を導きだすロジカルシンキング力も必要となります。
仕事をしていると、想定外のでき事が起こります。リーダーには想定外のでき事が起こり計画通りにいかないことがわかった際、迅速に計画を修正して新たな行動計画を部下に指示する対応力や判断力も求められます。チームの課題を吸い上げ、メンバーに円滑に業務を進めてもらうにはコミュニケーション能力も必要です。
具体的には目標や自分の意思決定、業務指示を正しく理解してもらうためのプレゼンテーション力、信頼関係を築くための傾聴力、メンバーの成長を促すティーチングやコーチングスキルといった能力が求められます。リーダーは不測の事態やさまざまな課題の矢面に立ち、問題解決のために尽力する責任感が求められます。
リーダーは自分の言動の結果だけでなく、メンバーの結果についても責任を負う立場にあるでしょう。責任から逃げずに責務を全うする覚悟が必要とされます。多くの責任を負うことはストレスフルなことです。ストレスで体調を崩さないよう、自分のメンタルをコントロールするセルフマネジメント力も必要となります。
リーダーに求められるスキルにはさまざまなものがありますが、いくつかのスキルは日常的なトレーニングによって高めることもできます。リーダーの仕事は意思決定の連続です。どのような目標を設定するのか、どのように人員を配置するのか、どこまでを任せるのか、どのように問題解決するのか。
これらの意思決定は迅速に行う必要があります。「今日は何を着て出社するか」「ランチでどのメニューを選ぶか」など、日常生活の意思決定をスピーディーにするよう意識することで、迅速な意思決定を習慣づけることができます。
コミュニケーション能力を高めるにはまず「傾聴力」をつけることを意識するといいでしょう。傾聴力はメンバーの意見や考えをしっかりと聞く力です。「相手の話を遮らない」「相手の目を見て話を聞く」「体の正面を相手に向けて話を聞く」「発話の割合が2:8で相手が多く話すようにする」「相手の話をオウム返しにする」といったことを意識的に行うことで、傾聴力を高めることができます。
傾聴力が高まると、メンバーだけでなく経営者やクライアント、競合他社からも有益な情報が入ってきやすくなります。おのずとチームの課題や進むべき方法が見えてくることもあるので、「傾聴力」を高めることを意識してみるといいでしょう。
リーダーには多くの能力が求められます。すべてを完璧にするのは難しいかもしれませんが、まずは自分の苦手分野のスキルを目標達成のために必要な最低ラインまで克服することを意識してみてください。学ぼう、スキルを高めようと一歩踏み出すことが大切です。こちらで紹介した内容も参考に、リーダーシップを高めるトレーニングを試してみてはいかがでしょうか。
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