効果はある？合宿型の社員研修を実施するメリット・デメリット

さまざまな目的で行われる社員研修は、あらゆる企業で重要視されています。しかし、実際の効果やメリットについてはあまり把握できていないという方も多いのではないでしょうか。そんな方のために、この記事では社員研修の中でも合宿型のものについて、実施するメリット・デメリットから計画のポイントにいたるまで解説します。

合宿型の社員研修をするメリット

会社の外で行う合宿型の社員研修は、幹部の研修や新入社員の研修など、さまざまな内容で用いられています。日帰りで行われることもありますが、一般的には1泊2日など宿泊をともなうことが多いです。

そんな合宿型の社員研修には、実施することによるメリットがたくさんあります。まずはそのメリットについてみてみましょう。

第一に挙げられるのが、チームワーク力の向上です。長く行動をともにすることでメンバー同士の距離が縮まりやすくなります。普段の仕事では見られないような一面を発見する機会も多くありますし、あまり関りのなかった人と交流することもできるかもしれません。

研修を機に結束力を見直したいという企業には、合宿型もおすすめできそうですね。もちろん、チームで行動する取り組みなどを実施すれば、競争力を向上させることも可能でしょう。

第二に、研修を長引かせることなく、集中して実施できることが挙げられます。新入社員研修に利用すれば、早期成長に期待することもできるようになるでしょう。

また、仕事から離れた場所で行えるということも魅力とされています。じっくりと考えたり話し合ったりするための環境として、合宿は最適であるといえるでしょう。特別感があり、普段とはまた違ったいい雰囲気になることもありますので、多彩な意見やアイデアが出てくるかもしれません。

加えて、参加者を束ねる立場にいる人は、個々の特性を把握することもできるでしょう。今後の育成や異動などについて考える際にも役立ちそうですね。

合宿型の社員研修をするデメリット

合宿型の社員研修には、前段で述べたようにさまざまなメリットがありますが、デメリットがないというわけではありません。ここではそのデメリットについても、きちんと確認しておきましょう。

まずは、時間やお金がかかることが挙げられます。これは、社内で研修をする際にはかからないコストなので、検討の際には気になるという方も多いでしょう。

また、宿泊をともなう合宿を企画した場合には、参加が叶わない人もいるという点について事前に考えておかなければなりません。

家族の介護やペットの世話などを理由として家を空けにくいという方がいる場合には、日帰りでの合宿も検討するべきでしょう。小さな子どもがいる場合には、一緒に連れて行けるシステムを考える必要が出てくるかもしれませんね。

そして何より、場所や内容の設定に手間取ってしまうことが考えられます。目的が定まっていないまま合宿だけをしても意味はありませんから、決定までに時間をかけることは必須です。

しかし、前例がない場合などはとくにこの部分で難しさを感じてしまうことが多いでしょう。そんなときには研修を外部委託できるサービスを利用することも視野に入れてみると、効果的な研修が行える可能性も高まりますよ！

合宿型社員研修の計画ポイント

合宿型の社員研修を計画することになったら、どのようなポイントを押さえて行えばいいのでしょうか。ここでは、実際の計画ポイントについても確認しておきましょう。

まずは期間についてです。短すぎると実施したい研修が不充分になってしまうことが考えられますし、長すぎる合宿は社員の負担になります。テーマをしっかりと絞って、適切な期間を設定するように心がけましょう。これが上手くいけば、無理のないタイムテーブルを作ることも容易になります。

次に、合宿先の施設は研修に適切かどうか吟味する必要があります。設備に問題がないかはもちろんのこと、部屋数などについても考えておかなければなりません。同時に、予算や合宿先までの距離についても検討しましょう。食事についても、個々にアレルギーなどの問題があることは考慮しておくようにしてください。

最後に、参加者への周知をしっかりと行っておくことが大切です。準備する期間が極端に短ければ負担が大きくなってしまいます。一部の人間が参加する形の合宿にする場合は直前になってトラブルが発生しないよう、同時に社内への周知を行っておくことも忘れないでください。

 

まとめ

合宿型の社員研修を実施することには、メリットがたくさんあることがわかりましたね。とくに結束力の向上においては期待ができるので、新入社員研修などをする際には企画をしてみてもいいのではないでしょうか。

社内で計画を立てることが難しいという場合には、外部委託をするという方法もあります。社員研修をお願いできる企業はさまざまにありますので、それぞれの特徴を比較検討してぴったりのサービスを選ぶようにしてください。