社員研修が失敗に終わる5つの理由！解決策も解説します

よりよい会社にしていくために重視されることも多い社員研修。しかし、実際に担当していると「上手くいかなかった！」という経験をすることもあるでしょう。せっかく時間をかけて行うのですから効果的なものにしたいですよね。そんな方のために、この記事では社員研修が失敗に終わってしまう理由とそれぞれの解決策について解説します。

研修テーマの設定がずれている

社員研修の失敗理由としてよく挙げられるのが、テーマ設定のずれです。テーマ設定のずれは、解決したい問題だけが見えていて、根本的な原因がわかっていない場合によく起こります。

たとえば、「モチベーションが足りないからモチベーション研修」「売り上げが低いから経営研修」というようなテーマ設定をすることも多いでしょう。この場合、モチベーションが足りないのはどうしてか、売上が低いのはどうしてか、などをよく考えてから内容を決めなければ意味のない研修になってしまいます。

テーマを決めるときは解決したい問題だけでなくその原因をしっかりと検討・特定し、正しい内容を行うようにしましょう。

研修の難易度が受講する社員にあっていない

研修の難易度設定も、失敗の原因となりがちです。研修の内容は難しすぎるとついていけませんし、簡単すぎても退屈してしまいます。

難易度設定のミスは担当者が社員のレベルをきちんと把握していないことによって引き起こされるので、アンケートを実施するなどして企画の段階で正確なレベルを知っておくようにしましょう。レベルを合わせるためには、事前に課題を与えるなどの対策をとることも効果的です。

研修講師のミスマッチ

社員研修を成功させるためには、研修をお願いする講師についてもよく検討する必要があります。ここで社員とのミスマッチが起こってしまうと、響かない研修として終わってしまうためです。

解決策としては、企画から実施までの準備期間をしっかりととるようにすることが挙げられます。その期間で打ち合わせを重ねることによって、研修のテーマや社風に合った講師を見極めるようにするのです。

人気のある講師が自分の会社の研修にも適しているとは限りません。上記2つの失敗理由にもつながりますが、どんなことも安易に決めてしまうことのないよう気をつけましょう。

研修が終わったあとに講師の評価をし、データとして置いておくようにすればマッチングの精度も徐々に上げていくことが可能ですよ！

研修の雰囲気が思ったよりよくない

研修は行ってみたものの、実感としてあまり雰囲気がよくならなかった、という失敗を経験したことのある方もいるでしょう。研修が盛り上がるかどうかは講師の力量による面もあるので、臨機応変に対応することが得意な講師に研修を依頼するのがおすすめです。

また、研修のテーマや目的、内容が事前に社員に伝わっていない場合にはこのような事態も起きやすくなります。社員が間違った心づもりで研修に臨むことのないよう、必ず事前に案内をするようにしておいてください。

研修内容が長期的に活きていない

研修の失敗としては、学びを長期的に活かせない、という声もよく聞かれます。このような失敗を避けるためには、研修後にも取り組みを行うことが大切です。とくに、長く会社に勤めている人ほど継続は難しくなる傾向にあるので、注意をしておくようにしましょう。

フォローアップ研修などをしっかりと組み込み、運用していく心掛けが必要です。担当者のみで対応するのが難しい場合にはマネジメント層を巻き込むなどして、成長につなげられるよう工夫してみてください。

しかし、これまでみてきたような失敗を避け、効果的な社員研修を実施するためには相応のノウハウも必要です。研修は、刻一刻と変化していく時代に合わせていけるかどうかも重要になります。

「これ以上のレベルの研修は社内ではできない！」と感じることもあるかもしれません。そんなときには、研修を外部委託することもおすすめです。社員研修を実施してくれるサービスはたくさんあるので、ぜひ検討してみましょう。

社員研修を外部委託すれば担当者の負担も軽くなりますし、失敗を避けながら質の高い研修をしてもらうことができるようになります。フォロー体制が充実しているサービスを選べば、やりっぱなしになってしまうこともありません。

豊富な研修テーマを有するサービスもたくさんあるので、それぞれの特徴を比較して、自分の会社にぴったり合う研修を行ってくれるところを探してみてください。

 

まとめ

社員研修を失敗として終わらせないためには、今回紹介したようなポイントをしっかりと押さえて研修を設定することが必要です。これまでの経験からどうして失敗したのかを考え、次に活かせるようにしてみましょう。

また、社内で行う研修に限界を感じているのであれば外部委託を検討してみるのがおすすめです。それぞれの課題に合った質の高い研修を実施してもらうことができるので、ぜひサービスの利用も視野に入れてみましょう！