問題発見・解決研修の目的や内容を解説！問題解決力を強化するには

問題解決は仕事において、とても大切な力です。問題解決力が身につくことで、仕事の業務が速やかに遂行されたり業務向上へつながったりします。若手の社員から職場をまとめるリーダーや組織の人まで、幅広い社員が対象です。業務向上を目指すために、問題発見・解決力を身につけておきましょう。この記事では、問題解決力について解説します。

問題発見・解決研修とは

まず、問題発見・解決研修について説明します。ただ、問題解決を目的に学ぶだけでは、業務改善や業務向上はできません。業務にはさまざまな問題が発生します。そうした問題に触れずに、そのままにしておくと問題は大きくなり業務の遂行を妨げてしまうのです。

どのような問題が生じているのか、問題点を分析・発見して解決策を見つけ出して行動にする力を「問題解決力」といいます。問題発見・解決研修では、問題解決力を知るための具体的な方法や手順を学び、自己の成長や主体的に問題解決への行動をする力を養う人材育成につなげられます。

問題発見・解決研修をする目的

問題発見・解決研修をする目的は、自身で問題を発見して主体的・論理的に問題解決への取り組みを行う力を養うことです。問題解決までのプロセスは、簡単に身につくものではありません。目の前にある問題だけでなく奥深くに隠れている問題までも洗いざらいにする必要があります。そして、問題解決をするための行動をひとつひとつ理解・把握する力が求められます。そうした力を学ぶために、問題発見・解決研修は実施されているのです。

問題発見・解決研修の内容

問題発見・解決研修を社員研修として取り入れる会社は多くあります。比例するかのように、問題発見・解決研修のサービスをする事業も増加傾向です。事業ごとに研修内容は異なりますが、大まかな研修内容をご紹介します。

問題解決を知る

多くの社員研修を専門とする事業では、最初に問題解決について学びます。意味だけでなく、問題解決の失敗例や問題解決への課題などを理解し、問題解決に向けて難しいこと・苦手なことをピックアップします。

問題点を見つける

問題解決を理解したうえで、問題発見をするためのポイントを学びます。問題点を紐解いてツリー状に分析していくロジックツリー、問題点を表や図にするマトリックスなどを使い、実際に問題点を特定します。

問題の原因を把握

原因と結果を明らかにするための因果分析の進め方、問題を掘り下げるためのポイントを理解します。因果分析の進め方を実践してみて、正しい問題点の原因を特定する方法を身につけていきます。

具体的な対策方法を考える

ここでは適切な問題解決をするための対策案を考えます。適切な対策案を立案するのに大切な要件を学んだり、実際に対策方法のシート作成をしたりするなど、問題解決に向けて具体的に何をするのかを明確にする力を学びます。

対策方法の実行

明確にした対策方法を実行するための計画の立て方、進歩管理を理解します。KPIの設定をワークとして取り組む社員研修のサービス事業も多くあります。KPIとは、重要業績評価指標のことであり、目標を達成するための中間目標をはっきりしたもののことです。KPIを設定することで、目標達成までの必要な数値を把握でき、ゴールに向けて社員全体で確実に取り組めます。業務向上も期待できるだけでなく、一人ひとりのやる気も高まるでしょう。

職場で実行

問題発見・解決研修で学んだこと、気がついたことをまとめます。学んだことを整理して、今後の業務にどのように活かしていきたいか、業務改善の目標などを設定します。目標設定をしたら、実際に職場で実行し、問題解決へと導いていきましょう。

問題発見・解決研修のポイント

問題発見・解決研修は問題解決に向けた適切な手順を学びます。問題点の原因を知らずに問題解決を考えてしまうと、さらに状況が悪化するかもしれません。最悪の事態にならないためにも、問題発見・解決研修では会社で必要な判断力や問題解決するまでの手順を基礎から学習します。

また、具体的な問題点の事例を紹介しながら問題解決の方法を分かりやすく解説するプログラムを取り入れる事業もあります。グループワークなどで、事例をもとに問題解決のスキルを学ぶことで、適切な解決方法を身につけられるのも、問題発見・解決研修の特徴です。このような社員研修を行う事業は、多くの実績と経験があるので、実践的に問題解決力のスキルを得られます。

そして、問題解決においてリーダーや管理職クラスが失敗しやすいテーマを取り上げ、現場で実践できる力を学べるのも研修のポイントです。問題解決力のノウハウを詰め込んだプロの講師が高品質な研修を実施するため、確実に成長できます。問題解決力は自身だけでは簡単に習得できません。ビジネスで必要な問題点の分析・解決への対策案の提案・実行、ひとつひとつの手順を丁寧に解説するので、業務改善や業務向上が期待できるでしょう。

まとめ

問題発見・解決研修は社内で実際されることもあります。しかし、社内の実施では潜在的な問題点を見つけにくい場合があります。また、適切な問題解決力を身につけられないこともあるので、プロの事業に依頼するのがおすすめです。新入社員から中間管理職、リーダーなど、多くの社員が知っておきたい問題解決力。社内の業務パフォーマンスを向上、改善していくためにも、問題発見・解決研修で大切な知識を身につけてみてはいかがでしょうか。