新入社員研修に英語研修を取り入れるメリットについて解説！

ビジネスのグローバル化が進むにつれ、英語が必要とされる機会が増えてきました。多くの企業が社員の英語研修に力を入れており、とくに新入社員の研修には必須だといわれています。この記事では、新入社員研修に英語研修を取り入れるメリット、研修を実施する際のポイントを紹介します。

新入社員研修に英語研修を取り入れるメリット

現時点で英語が必要ない新入社員であっても、英語研修を取り入れるメリットは大いにあります。具体的にどのようなメリットがあるのか紹介しましょう。

グローバル人材を育成できる

ビジネスで急に英語が必要になったとしても、日々の業務で忙しい社員は、研修を充分に受ける余裕はありません。

スケジュールに比較的余裕のある新入社員のうちに英語研修を受けてもらい、将来的な英語を使う機会に備えましょう。

早いうちから英語を学んでもらえば、英語力とグローバル精神を身につけた人材に成長する可能性があります。採用コストが多くかかるグローバル人材を後から雇うよりも、新入社員の育成に予算をかけるほうが有意義でしょう。

上達するのが早い

入社直後の新入社員は向上心や意欲にあふれており、上達するのが早い傾向にあります。

本格的な業務に入ると日々のスケジュールで頭がいっぱいになるので、入社直後のできるだけ早い時期に英語研修を取り入れるのが有効です。

また、新入社員は少し前まで学生だったので、今まで勉強してきた英語を覚えているうちに教育したほうが身につくのも早いでしょう。短期間での研修でも効果が高いのは大きなメリットです。

英語研修を一斉に実施できる

まだ所属先が決まっていない、もしくは業務を開始して間もない新入社員は集まりやすく、一斉に英語研修を実施できます。

一斉に実施すると時間・人件費を削減することが可能です。また、同期と一緒に研修を受講すればお互いによい刺激となってモチベーションが高まる効果も期待できます。

新入社員向け英語研修の種類

新入社員向けの英語研修では、ビジネス英語の基礎的なスキルを身につけるのがよいでしょう。主な研修の種類は以下のとおりです。

ビジネス英会話研修

ビジネス英会話研修では、一般的な仕事で使うビジネス英会話表現を学びます。

一般的な英会話とビジネス英語は表現が異なるため、既に英語ができる社員であっても学ぶ必要があるでしょう。語学力のほか、ビジネス英会話におけるマナーを習得できるのでビジネスパーソンとしての成長も目指せます。

英語メールライティング研修

海外の取引先とメールでやり取りする機会が多い場合、文章を読み取る力、正確に文章を書く力を身につけなくてはなりません。

ライティングの内容によって使うフレーズや文章は変わりますが、ある程度型が決まっているので一度覚えてしまえば、無理なく英語メールを書けるようになります。わかりやすい英語メールライティングができると相手から信頼され、ビジネスが円滑に進むでしょう。

英語プレゼンテーション研修

ビジネスパーソンであれば、一度はプレゼンテーションする機会が訪れるでしょう。

英語でのプレゼンテーションを成功させるには、英語力があるだけでは不充分です。英語プレゼンテーション研修では、ジェスチャーや表情の作り方、スライドの作成方法など幅広いスキルを身につけられます。

新入社員研修に英語研修を取り入れる際のポイント

実際に英語研修を取り入れる際のポイントを紹介します。しっかり押さえて効果的に研修を実施しましょう。

研修目標の設定

新入社員の英語研修を成功させるためには、まず目的を明確にすることが必要です。

たとえば、英語でのコミュニケーション力を磨くことを目標とします。

相手に的確に情報や考えを伝えられればよいので、英語ライティング研修や英語プレゼンテーション研修が優先されるのです。研修期間は無限ではないので、設定した目標に見合った研修を選びましょう。

研修期間

充分な研修期間を設けることが重要です。

期間が充分でないと、身につかないまま研修が終了してしまい、時間も費用も無駄になるので注意しましょう。

基礎的なスキルを身につける研修であれば1週間程の実施が一般的ですが、難しければ1日単位の研修で英語への動機付けをする企業もあります。ホテルや航空業界など、英語の使用がすぐに求められる職種であれば、多めの期間を確保しましょう。

モチベーションの維持

語学の習得には長い時間がかかり、研修を終えた後も継続的に学習するのが大切です。

しかし、モチベーションを維持し続けるのはとても難しいので、企業が社員のやる気を引き出す働きかけをしていきましょう。

具体的にいえば、英語能力を測るためTOEICテストを実施すれば学習する動機になります。自己学習の手段を探している社員に向けて、会社で扱っている英語学習プログラムを紹介するのもよいでしょう。

まとめ

昨今の急速なグローバル化にともない英語力はビジネスにおいて欠かせないものになっています。英語の習得には時間がかかるので、将来を見越して早い段階から英語研修を導入しましょう。入社直後の新入社員は意欲があり上達するのも早いことから、企業にとって必要なグローバル人材への成長が期待できます。まずはビジネス英語の基礎的なスキルを身につけてもらい、研修後も継続して学習できるよう、企業が積極的にフォローしていきましょう。繰り返しになりますが英語は現代のビジネスには必要なスキルです。今回の記事を参考に新入社員の英語力を向上させ、グローバル人材の育成を目指してください。