ヒューマン・アビリティ・デベロップメントは会社ごとに抱える課題や目標に合わせたオーダーメイド研修に強みを持つ社員研修会社です。「できる」まで育てる実践型研修が高い評価を得ています。実際に行っている公開コースの見学や研修の一部を体験できる無料デモセミナーも行っています。
気になる方はぜひ、ヒューマン・アビリティ・デベロップメントにお問合せ下さい。
社会人の皆さんは、ビジネスマナー研修を一度は受けたことがあるのではないかと思います。主に新入社員に行われる研修ですが、開催する場合どうすればいいかご存じでしょうか?ここでは、ビジネスマナー研修を開催するにあたって、注意する点を詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
ビジネスマナー研修の目的とは、新入社員の持ち合わせている常識を、ビジネスにおける規範と照らし合わせて望ましい常識に移行させ、相手との信頼関係を構築することです。数日前までその企業に所属していない新入社員は、ビジネス上の行動様式を知らず、独自の基準に基づいて行動します。するとビジネス上の行動様式をとる相手との間にギャップが発生し、トラブルが起こったり、信頼されないなどの摩擦が起こることになるのです。
新入社員と相手の間で摩擦が起こらないように、行動様式を入社時に学ばせ、学生時の行動様式からの変革を促すことを目指します。ビジネス上の約束、契約などはすべて信頼関係に基づいて成り立っています。信頼関係を構築できなかった相手とは、取引しようとしないでしょう。よって、相手と構築された信頼関係は、最終的に会社の業績向上につながるビジネス上、重要な要素なのです。
ビジネスマナーの種類は大きく2つに分けられます。
・作法
名刺の渡し方、お辞儀の仕方、尊敬語、謙譲語の使い方などを教えます。学生時代に経験が乏しいであろうことを重点的に、社会人になるうえで常識的な振る舞いができるように教育します。
・思想
相手に対し思いやりをもって接し、気持ちよく円滑に業務を行うことができるように、誰しもが行うべき行動規範を教えます。たとえば、あいさつをする、相手の立場に立って考える、報告、連絡、相談を欠かさないなどが思想にあたります。
ビジネスマナー研修の内容は2つに分けられます。「講師からの説明を受ける座学」「座学で学んだことを実践的に発言、行動して学ぶロールプレイ」です。
座学で社会人になる前の常識と、入社後の常識は違うことを丁寧に説明することが求められます。その後受講者同士で組を作り、実際に行動、発言しながら座学で学んだ事柄が実践できるのかロールプレイで確認します。体の中にすり込み、実践できるようになるまで実践してみるのです。
座学、ロールプレイ両方に共通することとして、研修前に目標を掲げるなどして、目的意識を持って研修に臨ませることが大事です。目標を設定することで、今の自分とのギャップがわかり、新入社員が主体的に行動しやすくなります。座学とロールプレイで作法を学ぶ際に、なぜこうしなければならないか、この作法を実施する理由を教育することも、ビジネスマナー研修で重要な要素です。
ビジネスマナー研修で良くある失敗に、作法ばかりが重視され、なぜそうしなければならないかを説く思想の教育が抜け落ちてしまうことがあります。作法も大事ですが、最も大事なのは思想です。たとえば名刺交換の際、形ばかりを重視するあまり、そこに共存するべき相手への思いやりや配慮が欠けていれば、相手は不快に思うでしょう。
また、思想は座学のなかだけでは伝えにくいので、ロールプレイのなかに組み込むなどして、新入社員の体にすり込む必要があります。思想をどのように教育できるかが、ビジネスマナー研修を成功させる秘訣です。ビジネスマナーは会社内の人間関係を円滑にするだけではなく、信頼関係を構築する手段であるため、会社のゆく末まで影響を及ぼす重要な要素なのです。研修の失敗は、すなわち会社の事業失敗につながる可能性があります。失敗しないように、研修の運営方法を綿密に考えておく必要があるのです。
ビジネスマナー研修のメリットとして、社会人としての自覚ができるようになることと、相手への配慮ができるようになることが挙げられます。社会人としての自覚を持つことで、学生の持つ常識から社会人の常識への変革ができ、責任感や主体性が身につきます。また、相手への配慮ができるようになることで、新入社員と相手双方が円滑な仕事ができるようになります。円滑な仕事は生産性の向上につながります。ビジネスマナー研修をすることで、責任感、主体性、生産性の向上が見込めるのです。
ビジネスマナー研修の目的、内容、メリットなどを確認してきました。ビジネスマナー研修は誰しもが受けたことのある研修ですが、運営側にまわった際の運営方法は頭を悩ませる点だと思います。作法と思想という内容に対し、座学とロールプレイという教育方法でアプローチします。研修終了後になっているべき目標を設定し、座学一辺倒にならないようにロールプレイをしっかり実施できていれば、失敗は少なくなります。責任感、主体性、生産性向上が見込めるビジネスマナー研修は相手との信頼関係の構築に寄与し、実施する価値のある研修といえるのです。本記事を参考に、ビジネスマナー研修を成功させましょう。
ヒューマン・アビリティ・デベロップメントは会社ごとに抱える課題や目標に合わせたオーダーメイド研修に強みを持つ社員研修会社です。「できる」まで育てる実践型研修が高い評価を得ています。実際に行っている公開コースの見学や研修の一部を体験できる無料デモセミナーも行っています。
気になる方はぜひ、ヒューマン・アビリティ・デベロップメントにお問合せ下さい。